Breast Cancer Journey

がんになりたい人なんて、誰もいません。
それでも、この予期せぬ出来事が私に教えてくれたことがあります。

自分の人生の主役は、自分自身だということ。
そして、今日をどう生きるかは、自分で選べるということ。

私は以前、人の目を気にし、周囲に合わせることのほうが安心だと思っていました。
しかし、今は違います。

2026年の私の毎日は、がんになる前よりも、深く、濃く、鮮やかです。

人生は長さではなく、どう生きるか。
その選択にこそ、力があると知りました。

The Moment of Diagnosis

診断という現実


3年前、胸のかゆみや乳輪の変化に気づきながらも、「よくあることかもしれない」と思い、普段通りの生活を送っていました。

しかし2年前、SNSで目にした乳がんのサインの記事をきっかけに検査を受け、告げられたのは乳がんステージ4という結果でした。キャリアも人生もこれからという時期に、私の世界は一瞬で変わりました。

治療は抗がん剤ではなく、分子標的薬とホルモン療法から始まりました。

女性ホルモンを抑える治療により、妊娠ができないことや更年期症状などの副作用も伴います。薬は耐性が生じるたびに切り替わり、現在は最後のホルモン療法を続けています。

Navigating Treatment

治療と向き合う日々


治療は、身体だけでなく、心とも向き合う時間でした。

海外ではがんについて職場でもオープンに話されることが多い一方、日本では隠されがちで、私自身も患者同士のつながりや情報交換の場が少なく、孤独を感じて過ごしてきました。
この経験は個人的な出来事であると同時に、日本社会の在り方を映していると感じています。

同じように孤独を感じている女性たちが安心してつながれる場をつくりたい。
がんについてオープンに語れる社会を目指し、私はミセスユニバースファイナリストとして挑戦を続けています。

A Turning Point

転機


診断から2年近くが経った頃、心の奥にあった小さな想いが少しずつ形となり、行動に移す決心ができました。
その背中を最後に押してくれたのが、ミセスユニバースへの挑戦でした。

もし私の経験が、検診を後回しにしている誰かの一歩につながるなら。
そして「もう無理かもしれない」と感じている誰かに、もう一度前を向く勇気を届けられるなら。

だから私は、この経験を伝え続けたいと思っています。
どんな状況にあっても挑戦できることを、自らの姿で示していきたいと願っています。

Why I Speak Today

なぜ今、伝えるのか


私がこの経験を語るのは、同じ立場にある人が決して一人ではないと伝えたいからです。
乳がんという予期せぬ出来事で出会った私たちは、見知らぬ存在であっても、どこかで支え合える仲間になれると信じています。

安心してつながれるコミュニティをつくることも、私の大切な目標の一つです。
同じ想いを抱える方々と出会える日を心待ちにしています。

待っていて下さいね。

また、ご家族や周囲の方には、特別な言葉よりも「いつでも味方でいる」という想いを伝えてほしいと願っています。
支え合う関係の中にこそ、人が前を向く力が生まれると信じています。